「ニート」という言葉、最近よく聞きますね。
「ニート」は「引きこもり」というニュアンスで使われますが、日本語の「ニート」は英語でも同じような意味として通じるのでしょうか?
今回は、日本語の「ニート」は英語じゃない!「ニートだった」を英語でいうと?についてまとめてみました。
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「ニート(NEET)」の意味
まずは、「ニート(NEET)」の意味を調べてみました。
ニート(イギリス英語: Not in Education, Employment or Training, NEET)とは、就学・就労・職業訓練のいずれも行っていないことを意味する用語である。日本では、15〜34歳までの非労働力人口のうち通学・家事を行っていない者を指しており、「若年無業者」と呼称している
※出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本語の「ニート」は「働かずに家でひきこもってる人」というニュアンスがありますが、本来の「NEET」の意味とは少し違うようです。
英語の「ニート(neat)」
英語には「NEET」と全く同じ発音で「neat」という単語があります。
「neat」は「きれいな、整頓された、こぎれいな」という意味ですが、「NEET」とはぜんぜん意味が違いますね^^;
ちなみに、数人のアメリカに住む友達に「What’s ニート?」と聞くと、
「in good order(整っている)」
「straight(まっすぐな)」
「well kept(手入れの行き届いた)」
「spick and span(とてもきれいな)」
という言葉が返ってきました。
このように、英語圏の人たちが「ニート」と聞くと「neat」と思う人がほとんどだと思います。(「NEET」の意味を知っているのは、政府関係の人や教育関係、学者などに限られます)
だと、「私は整っていた」というような意味になってしまうので(汗)、「引きこもりだった」という事は伝わりません。
日本語の「ニートだった」を英語で
彼は1年間引きこもりだった
A moocherは「何かをせびる人」という意味があるので、ニートのような家族に依存して生活する人のことを表せます。
彼女は長い間居候していた
私は6か月間ひきこもりでした
I wasn’t doing anything は「何もしていなかった」という意味ですが、このように簡単に説明しても伝わると思います。
なにもせず、ずっと家にいた
誰とも話さず、部屋から全く出なかった
ケンは他人とかかわるのが苦手で、テレビを観てだらだらしていた
Anti-social:他人とコミュニケーションをとるのが苦手な人
couch potato:ずっと家にいて何もしない人
エマは3か月のあいだ、家でぐうだらしていた
「lazy」は「怠惰な,無精な,
ひきこもりだった
A hermit は「隠者」「仙人」「世捨て人」という意味ですが、現代では「家に引きこもる人」を表すときも使われる単語です。
「無職だった」と伝える英語フレーズ
ニートとは少し意味が違いますが、「無職だった」という事を伝えたいときはこのような言い方ができます。
私は3か月のあいだ無職だった
私は2年間無職だった
まとめ
今回は、日本語の「ニート」は英語じゃない!「ニートだった」を英語でいうと?についてまとめてみました。
「NEET」という単語はもともと英語なのに、日本での認知度の方が高いなんてなんだか面白いですね。
「ニートだった」と英語で伝えたい場合は「NEET」という英語は使わずに、「どのような状態だったか」を英語で説明すると、伝わりやすいと思います。
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