「I can do it」
「I can’t cook」
英会話の中で「can」「can’t」はよく出てきますね。あなたは「can」「can’t」を聞き分けることが出来ますか?
聞き分けができないと、「できる」「できない」どちらを言っているのか大事なポイントがわからなくなり、会話になりませんよね…
そのような、会話中で重要な役割を果たす「can」「can’t」の発音の違い、聞き分けられるようになりたいという方はとても多いと思います。
今回は、英語の「can」「can’t」の発音の違い、そして、聞き分け方についてまとめてみました。
※アメリカ英語の発音です
こちらもおすすめ☆
「can」と「can’t」の単語の発音
日本人には同じ発音に聴こえる「can」と「can’t」ですが、実は発音は違います。
「can」と「can’t」の単語の発音
※最初は「can」、2つ目は「can’t」です
「can’t」の「t」、発音されているのに気が付きましたか?
文章の中では「can’t」の「t」の音はほとんど発音されない
次は文章の中の「can」「can’t」を聴いてみましょう。
I can’t do it.
単語では聞き取れた「can’t」の「t」、文章の中ではほどんど聞こえませんね…
このように、「can’t」の「t」は文章の中でははっきり発音されません。「t」の音が聞こえないと「can」「can’t」が同じ発音に聴こえてしまうため、聞き分けができないのです。
「can」「can’t」の発音の聞き分けたか
アクセントを置く場所のちがい
ネイティブは、文の中でどこにアクセントが置かれているか、で「can」と「can’t」を判断することが多いと言われています。
実際に聴いてみましょう。
I can’t cook.
「I can cook(私は料理ができる)」、「can」は「kn」、「I can’t cook(私は料理ができない)」の「can’t」は「caaaan(t)」と聞こえませんか?
文脈にもよりますが、ただ、料理ができることを伝えたい場合は「cook」、他の誰かに対して自分は料理できるなら「I」が重要です。「できる」の「can」はそこまで重要ではないので、控えめに言います。
ところが、「I can’t cook」の場合は、「できない」=「can’t」が重要になります。
英語は、重要な言葉には強くアクセントを置いて発音する傾向があります。…なので、文章の中で「I」「cook」にアクセントがある場合は「can」、「can(‘t)」にアクセントがある場合は「can’t」というように聞き分けることができます。
音の長さのちがい
文章の中の「can」は控えめに言うという話をしましたが、「can’t」は「できない」という、文章の中で重要な意味を持つため「caaaan(t)」というように長く発音します。先ほどお話ししたように、文章の中で「can’t」の「t」ははっきりと発音されません。
「can」「can’t」の違いを意識しながら、聴いてみましょう。
I can’t do it.
「can’t」の方が長く聴こえますね?「can’t」は「can」よりも、2倍ぐらいの長さで発音される傾向があります。
そして、「I can’t do it」では、「t」「d」の間にわずかな間があるのに気が付きませんでしたか?
I can’t speak English.
He can’t fix cars.
「can’t」の「t」はほとんど発音されないと言いましたが、「t」の部分で「can」が止まる(…「t」は聞こえないけど、口の中では「t」の動きをしている)ので、「can」「can’t」を聞き分けることも出来ます。
★「can’t」であれば、「t」の部分でわずかに止まる(次の単語に移るまでに、わずかな間がある)
「can」と「can’t」が聞き分けられない時
実際の会話で、どうしても「can」と「can’t」を聞き分けれない時はあると思います。
Did you say you CAN bake?
お菓子作りできるって言った?
Yes, I CAN bake.
うん、できるよ
Did you say you CAN speak Spanish?
スペイン語を話せるって言った?
No, I CAN’T speak Spanish. But I can speak Italian.
ううん。スペイン語は話せない。でも、イタリア語は話せる。
英語では聞きなおすことは失礼なことではないです。分からないまま会話があやふやになる方がよくないので、「can」と「can’t」を聞き分けることが出来ない場合は、聞き返すことが一番です。
【動画】「can」と「can’t」の発音
まとめ
今回は、英語の「can」「can’t」の発音の違い、そして、聞き分け方についてまとめてみました。
学校では「Can(キャン)」「Can’t(キャント)」と発音すると習いましたが、文章の中では「t」の発音がほとんど聞こえないので、聞き分けがむずかしいです。英語は重要な言葉にアクセントを置くので、文章の中で重要な意味がある「can’t」は強く長めに発音されるということを覚えておいてください。
頭でわかっていても、実際はほんのわずかな違いなので聞き分けできるようになるには時間がかかると思います。「can」「can’t」に限らずリスニングには慣れが必要です。何度もネイティブの音声を聞いて、すこしづつ耳を慣らしていきましょう!
★ブログからのお願い★
このブログでは、読者さんが自由に記事の金額が決められるPay As You Want方式をとっています。
「役にたった」「面白かった」など、もし価値を感じた場合は、下の画像をクリックして、価値に見合った金額をお支払い下さい。
価値がないと思った場合には、お支払いは不要です。1人で何回クリックしていただいても問題ありません。Thank you for your support!
こちらもおすすめ☆
にほんブログ村