「せっかくの休みなのに雨だ」
「せっかくだから、美味しいものを食べていこう」
「せっかくですが…」
残念な気持ちや、期待外れな気持ちをあらわす時によく使われる表現「せっかく」。英語ではどのように表現すればよいのでしょうか?
今回は、そんな「せっかく」の英語表現を5つご紹介します。それぞれの表現の使い方や例文も併せて解説します。また、それぞれの表現のネイティブ音声も収録しているので、発音の参考にしてください。
「せっかく」を英語で表現できるようになれば、より自然な英語を話せるようになります。ぜひこの機会に、「せっかく」の英語表現を覚えて、英会話で活用しましょう!
英語をフレーズごと“まるっと”覚えられる&発音も上手くなる【トーキングマラソン】まずは2週間無料でお試し!「せっかく」は英語で
「せっかく~だから」「せっかくなのに」など、「せっかく」という表現はいろんなニュアンスで使える便利な表現なので、英語でも言えたらいいですよね。
ところが、「せっかく」にあたる英語の単語はありません。英語では、シチュエーションや文脈によって「せっかく」のニュアンスを表す表現を使い分ける必要があります。
例えば、以下のような表現があります。
- might as well「せっかくだから」
- even though「せっかくなのに」
- since「せっかく~だから」
- I’d love to~, but「せっかく~したいけど」
- Thank you~, but「せっかく~してくださったけれど」
これらの表現は、日本語の「せっかく」という言葉の代わりになるものではありませんが、似たような感覚で使うことができます。
以下に、具体的な例文を挙げて、それぞれについて詳しく説明していきます。
「せっかく」をあらわすことができる英語表現・例文
might as well「せっかくだから」
“might as well”は、日本語で「せっかくだから」「どうせなら」という意味で使うことができます。
I might as well go to the store since I’m already out.
この例文では、「すでに食料が切れているので、せっかくだから買い物に行く」という意味になります。
日本語の「せっかくだから」のニュアンスにぴったりだね
“might as well”は、以下のような場面で使うことができます。
- 何かをする予定がすでにあるとき
- 何かをするのに時間や労力がかかるとき
- 何かをするのにメリットがあるとき
“might as well”は、カジュアルな表現です。ビジネスシーンでは、”It might be a good idea to”や”I think I’ll”などの表現を使うとよいでしょう。
以下に、”might as well”を使った例文をいくつかご紹介します。
せっかくだし
せっかくだからやってみる
雨が降ってきたけど、せっかくだから楽しもう
せっかくだからやってみるといいよ
せっかくだから、彼にもう一度聞いてみたら
せっかくここまで来たんだから、新鮮な魚を食べていこう
Ken is late.
ケン、おそいね
I know. Food’s getting cold… We might as well start eating.
ほんとに。料理が冷めてきているし、せっかくだから先に食べよう
▼せっかくのこだわり、英語で表現しよう!▼
even though「せっかく~なのに」
“even though”は、日本語で「せっかく~なのに」という意味で使うことができます。
I’m going to go to the gym even though I’m tired.
この例文では、「疲れているのに、せっかくだからジムに行く」という意味になります。
「although」も同じ意味として使えるよ
「せっかく…だったのに」って時、Jayは「even though」をよく使うよね
“even though”は、以下のような場面で使うことができます。
- 何かをすることを決めているのに、それに反する理由があるとき
- 何かをしようとしているときに、予想外のことが起こったとき
- 何かを達成するために、努力しなければならないとき
“even though”は、ビジネスシーンでもよく使われる表現です。
以下に、”even though”を使った例文をいくつかご紹介します。
せっかく今日は休みなのに、体調が悪い
せっかくの三連休なのに、雨が降っている
せっかく作ったのに、食べなかったね
せっかく英語を勉強したのに、英語を話す機会がない
since「せっかく~だから」
“since”は、日本語で「~から」という意味で使うことができます。しかし、文脈によっては、「せっかく~だから」という意味でも使うことができます。
Since we’re here in Japan, let’s eat some sushi.
この例文では、「日本にいるから、せっかくだから寿司を食べましょう」という意味になります。
“since”を「せっかく~だから」という意味で使う場合、”even though”や”as long as”などの表現を使うこともできるよ
“since”を「せっかく~だから」という意味で使う場合、以下のような場面で使うことができます。
- 何かをするのに、特別な機会や条件があるとき
- 何かをするのに、時間や労力をかけているとき
- 何かをするのに、メリットがあるとき
“since”は、フォーマルな表現です。ビジネスシーンでもよく使われる表現です。
以下に、”since”を使った例文をいくつかご紹介します。
せっかくイタリアにいるんだから、たくさんピザを食べよう
せっかく買ってくれたから、使うよ
せっかく日本に来たんだから、日本食を食べていくといいよ
I’d love to~, but「せっかく~したけど」
“I’d love to~, but”は、日本語で「せっかく~したいけど」という意味で使うことができます。
I’d love to go to the party, but I have to work.
この例文では、「パーティーに行きたいけど、仕事があるため行けない」という意味になります。
「I’d love to~」で、「~したい」という意味だよ
“I’d love to~, but”は、以下のような場面で使うことができます。
- 何かをしたい気持ちはあるけど、それに反する理由があるとき
- 何かをしようとしているときに、予想外のことが起こったとき
- 何かを達成するために、努力しなければならないとき
“I’d love to~, but”は、カジュアルな表現です。ビジネスシーンでは、”I would like to~, but”や”I wish I could~, but”などの表現を使うとよいでしょう。
以下に、”I’d love to~, but”を使った例文をいくつかご紹介します。
せっかくだから行きたいけど、すでに予定があります
せっかくだから長居したいけど、電車に乗らないといけません
せっかくだからひとつ買いたいけど、余裕がない
せっかくだから一緒に映画を観たいけど、今週末は無理です
Do you want to go to Tokyo with me this weekend?
週末東京に行かない?
I’d love to, but I have to work. I’m sorry.
せっかくだけど、仕事なの。ごめんね
It’s okay. Maybe next time.
いいよ。また今度ね
Thank you~, but「せっかく~してくださったけれど」
“Thank you~, but”は、日本語で「せっかく~してくださったけれど」という意味で使うことができます。
Thank you for inviting me to the party, but I can’t make it.
この例文では、「パーティーに招待してくださったことに感謝しているけれど、行けない」という意味になります。
“Thank you~, but”を「せっかく~してくださったけれど」という意味で使う場合、”I appreciate~, but”や”I’m grateful for~, but”などの表現を使うこともできるよ
“Thank you~, but”は、以下のような場面で使うことができます。
- 何かをしてもらったことに対して感謝の気持ちを伝えるとき
- 何かをしてもらったことに対して申し訳ない気持ちを伝えるとき
- 何かを断るとき
“Thank you~, but”は、フォーマルな表現です。ビジネスシーンでもよく使われる表現です。
以下に、”Thank you~, but”を使った例文をいくつかご紹介します。
せっかく招待してくれたけど、その日は仕事なんだ
せっかく本を探してくれたけど、もう買ってしまった。ごめんね
「Thank you for…..」のように、”….”に具体的な説明を付け加えるかわりに「I’m sorry」と言い換えることもできるよ
せっかくだけど、もう行かないと
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まとめ
日本語の「せっかく」にぴったりの単語はありませんが、英語で以下のような表現で表すことができます。
- might as well:せっかくだから、どうせなら
- even though:せっかく~なのに
- since:せっかく~だから
- I’d love to~, but:せっかく~したいけど
- Thank you~, but:せっかく~してくださったけれど
これらの表現は、状況やニュアンスに合わせて、組み合わせて使うこともできます。ぜひ、使いこなせるように練習してみてください。
「You might as well try!(せっかくなのでやってみよう!)」
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