「頼りにしているよ」
「両親のお金を当てにする」
「何かあったら頼ってね」
誰かに頼るのは気が引けることもあるけれど、いざという時は人に頼ることもあると思います。また、友達が困っている時は、助けてあげたいですよね。
日本語で「頼る」「あてにする」は、「depend on」や「rely on」などの表現で表現できます。しかし、これらの表現にはニュアンスの違いがあるので、使い分けが重要です。
本記事では、ネイティブ音声付きで「頼る」「あてにする」の英語フレーズ16選を解説します。
英会話で自信を持って相手に頼ったり、頼られたりする方法をマスターしましょう!
英語をフレーズごと“まるっと”覚えられる&発音も上手くなる【トーキングマラソン】まずは2週間無料でお試し!「頼る」「あてにする」は英語で
日本語の「頼る・あてにする」は、英語ではいくつかの表現で言い表すことができます。
基本的な表現は、の3つです。
これらは、いずれも「何かに助けを求める」「何かを期待する」という意味合いで使用されますが、ニュアンスに違いがあります。
- depend on:無条件に頼る
- rely on:信頼して頼る
- count on:計算ずくで頼る
それぞれのニュアンスの違いを、例文を交えて説明していくよ!
「頼る」「あてにする」の英語表現と例文
depend on「(無条件に相手を)頼る」
「depend on~」は、何かを成し遂げる、または何かの状態を維持するために、別の何かを必要とするという意味です。
「depend」は「依存する」という意味ですが、「信頼する」というニュアンスよりも、無条件に相手を頼るというニュアンスが強いです。
語源を見ると、「de」は「下に」という意味で、「pend」は「吊るす」という意味です。ペンダント(pendant)をイメージすると、「depend」は「何かにぶら下がる」という意味であることが分かります。
したがって、「depend on~」は、「~にぶら下がる」「~に依存する」という意味になります。
「depend」は「何かにぶら下がる」だから、「depend on~」で「~に依存する」って意味なんだね。納得!
例えば、
I depend on my parents for money.
私はお金のために両親に頼っている
両親がお金を提供しなければ、私は生活できません。つまり、両親に無条件に頼っている状態を表しています。
また、
The success of the project depends on the efforts of the team.
プロジェクトの成功はチームの努力にかかっている
チームが努力しなければ、プロジェクトは成功しません。つまり、プロジェクトの成功のために、チームの努力が不可欠であることを表しています。
「depend on 人 for ○○」という形で、「○○について、人に頼る」という使い方をします。
例えば、
I depend on my teacher for help with my homework.
私は宿題でわからないところを先生に頼っている
このように、「depend on~」は、何かを成し遂げる、または何かの状態を維持するために、別の何かを必要とするという意味です。
以下、具体的な例文を挙げて説明します。
depend on を使った例文
頼りにしてます
彼女はお兄さんを当てにしている
どんな時でも頼っていいよ
彼女はお金のために両親に頼っている
彼女は私の助けに頼っている
rely on「(信頼して)頼る」
「rely on~」は、「信頼して頼る」という意味です。
「rely」は「信頼する」という意味ですが、「~を信頼しているから、頼れる」というニュアンスがあります。
例えば、
I rely on my friend for help.
私は友達を信頼して頼っている
友達を信頼しているからこそ、何か困ったことがあったときに頼ることができるのです。
また、
I rely on my parents for money.
私は両親を信頼して、お金を頼っている
両親がお金を提供してくれることを信頼しているため、安心して頼ることができます。
このように、「rely on~」は、「信頼して頼る」という意味で、「depend on」よりも丁寧な表現です。
具体的には、以下のようなニュアンスの違いがあります。
- depend on:無条件に頼る
- rely on:信頼して頼る
例えば、「私はお金のために両親に頼っている」という場合、「depend on」を使うと、両親がお金を提供しなければ、私は生活できないという、無条件に頼っているニュアンスになります。一方、「rely on」を使うと、両親を信頼して、お金を頼っているという、信頼して頼っているニュアンスになります。
「depend on」はネガティブなニュアンスだけど、「rely on」は「信頼して頼っている」という、ポジティブなニュアンスになるんだね
以下、具体的な例文を挙げて説明します。
rely on を使った例文
任せてください
彼は両親を信頼して、お金を頼っている
頼れる人が必要だ
人に頼り過ぎないように
多くの人は携帯に頼りすぎている
count on「(計算ずくで)頼る」
「count on~」は、「計算ずくで頼る」「当てにする」「期待する」という意味です。
「count」は「数える」「計算する」という意味の英語の単語ですが、「count on~」という表現では、「計算ずくで頼る」という意味になります。
つまり、「頼れるはずだと確信している」というニュアンスだね
「count on + 人」の形になると、「(人)を数える」、つまり、「当てにする」という意味になります。例文は以下です。
I can count on my friends.
私は友達を当てにできる
「count on + 物事」だと、「何かが起こることや、手に入ることを期待する」という意味になります。
I’m counting on the weather to be good.
天気が良くなることを期待している
「私に頼って/任せて」という時は、「(You can) count on me」と言えます。例えば、「このプロジェクトはあなたに頼りきっているよ」という時は、「This project is counting on you.」と言えます。
このように、「count on~」は、「計算ずくで頼る」「当てにする」「期待する」という意味の表現です。
以下、具体的な例文を挙げて説明します。
count on を使った例文
頼りにしているよ
良い仕事をしてくれることを当てにしているよ
いつでもあなたを当てにできる気がする
任せてください
もし何かあったら、頼ってね
そのお金を当てにしていたのに。これからどうすればいいの?
まとめ
「depend on」「rely on」「count on」はすべて「頼る・あてにする」という意味の動詞ですが、ニュアンスに若干の違いがあります。
「depend on」は、最も一般的な「頼る」という意味の動詞です。何かを成し遂げるために、または困難な状況を乗り越えるために、他者の助けや支援を必要とする場合に使用されます。
「rely on」は、「depend on」と同義ですが、より強いニュアンスがあります。他者の助けや支援が不可欠であり、それがなければ何もできないという状況で使用されます。
「count on」は、「depend on」や「rely on」よりも、期待や信頼のニュアンスが強い動詞です。他者の助けや支援が得られることを期待し、また信頼している場合に使用されます。
具体的な例を挙げると、
- I depend on my brother to help me with my homework.
宿題を手伝ってくれるよう、兄に頼んでいる - I rely on my brother for emotional support.
精神的な支えを兄に頼っている - I count on my brother to be there for me when I need him.
困ったときに、兄が助けてくれると信頼している
このように、「depend on」「rely on」「count on」はいずれも「頼る」という意味ですが、ニュアンスの違いを理解しておくと、より適切な表現を選ぶことができます。
友達などが悩んでいる時は、「Count on me if you ever need anything.(何かあったら頼ってね)」のように声をかけてあげてくださいね☺
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